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サイパンの想い出に残るディナーはモビーディックレストラン
ハーマンメルビル
Biography
『白鯨』
モビーディック物語①

『白鯨』
モビーディック物語②

『白鯨』
モビーデック物語③
***『白鯨』***
モビーディック物語④

『Moby Dick / 白鯨』④   ハーマン・メルヴィル


ぽっかりとクイーケグの作った棺桶が浮かび上がってきた。

ただ一人生き残ったイシュメールはそれにすがり、1昼夜過ぎた後、息子を探し求めるレーチェル号によって救われたのである。

そして、この物語の語り手となり、後世に伝えたのだ




18世紀後半から19世紀のアメリカは、アメリカ式捕鯨の時代でした。

石油が発見されるまで、当時の捕鯨産業は、国の根幹をなす大産業で、それというのも、夜を照らす全ての灯りは、このクジラという生き物から供給されていたのだから、そのウエイトは想像に難くありません。油を採る事が目的の捕鯨ですから、鯨種は主にマッコウクジラです。

風任せの帆船を駆って、大洋の東西を駆けめぐり、クジラがいるとボートを降ろし、オールを漕いでクジラに近づき、ロープの付いた銛を打ち込みます。巨大なクジラの時は、しばしばボートが海中に引きずり込まれることもあったと記録されています。

ハーマン・メルビルの小説『Moby Dick』はマサチューセッツ州にある、ニュー・ベッドフォードという港から始まります。
ニュー・ベッドフォード& ナンタケットは、かつては世界有数の捕鯨港でした。(そして今なお小さな漁業の母港です)。

ハーマン・メルヴィルはナンタケットの捕鯨における圧倒的優位性について『Moby Dick』14章の中で次のように記しています。
「この水陸から成る地球の3分の2はナンタケットのものである。海はナンタケットのものである。皇帝が帝国を所有するように、ナンタケットは海を所有する。」
("Two thirds of this terraqueous globe are the Nantucketer's. For the sea is his; he owns it, as Emperors own empires.")



Melville
Story ①
Story ②
Story ③
*****
Story ④


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